ヘイユーブルース

前回、お伝えした通り僕は今、キャロ氏によって罰ゲームで入会させられたスポーツクラブのプールに通っています。地味に楽しんではいるのですが、ただ一つイラッとくることがあって、それはロッカールームをみんなフルチングで練り歩いていることです。若いからってなめられちゃいけねえってんで、こちらも負けじとフルチングで歩いているけれど、見知らぬ男性のフルチングほどイラッとくるものを僕は知りません。
しかし、今日そんなロッカールーム情勢に異変が起きました。プールからあがってロッカールームに戻ると僕のロッカーの真横に一人の黒人選手がいたのです。黒人といえば股の間にポコ山亭チン太ってぇ巨大落語家がぶらさがってるという噂ですが、そんな胡散臭え話がありますかってんで、こればかりは真偽のほどを確かめねばなるまいと思い、僕はそのまま黒人おじさんに、
「ヘイユー!あんたのちんこはでかいって本当かい?」
と駅前訛りのイングリッシュを駆使して確認しようと思ったけれど、ヘイユーから先が何て言ったらいいかわからないので、おじさんをスルーしてアミノサプリを買って帰りましたとさ。めでたしめでたし。